「自分でするのは恥ずかしいけど作って貰えるなら嬉しい」と言う言葉を信じてほんとに作っちゃったホームページです
ご挨拶が遅れました、ホームページ管理人です。"お竹どん"と名付けて頂きました。
そのお竹どんが、なんの用かと申しますと、再三ご紹介しております笑福亭竹林師匠です。
その竹林師匠のちょいちょい言う、ええことをご紹介しようと言うのです。お暇な方はお付き合い願います。
お竹どんはこの人のやる"まめだのおかん"が可愛くてとても好きなのです。
少し悪ぶった役者の主人公の右三郎ではなくて年老いた母親が印象深く、その姿を想像して切なくなります。
きっと母親中心に 『まめだ』を演じているのでは……その話を師匠にすると
「そんなん全く意識なかったわ。そうかおかんの姿が見えるんか…そらもっと丁寧に演らないかんなあ……」
笑いながらそう言いました。
そういえば別の時こんなふうにも言いました
「ものっすご集中した時に見えるのは、 自分の演じてる人間じゃなくて話しかけてる相手の顔やねん」
もしかすると右三郎を演じてる時に師匠にはおかんの顔が見えているのかもしれません……。
「目の前にあるハードルを低く感じさせたらなあかんねん。
高いハードルの前に子ども立たせて『越えろ!』ってお尻叩くことが教育やって勘違いしてる奴が多すぎる。
そやから逆に高くもないハードルを前に足がすくんでしまうねん。
どうするかって?そら楽しさを一番に感じさせたることやな……!」
「○○してはダメ!とか○○しなさい!とかってプレッシャーかけても子どもは動けへんねん。
逆に○○してもいいよってGOサインだしてやったり、
○○しなくってもいいよって楽にしてやることで子どもは動くねん。」
師匠はそう言います。これもまたハードルを下げてやる方法なんでしょうか……?
「そやさかい『勉強してもいいよ』いや『勉強しなくってもいいよ!』って言うたれ。ほな子どもは勉強しよる!」
って……。これはどうなんでしょうね(笑)
一言でいうとこれが師匠の子育ての基本にある考え方です。
お二人息子さんの子育て、子ども会の子どもたちとの触れ合いからつかんだ実感なんだそうです。
そして『逝きし世の面影』(著・渡辺京二)と言う本に出会います
「江戸末期の日本人は全く子どもを叱っていなかったことを知り飛び上るほど嬉しかった。」と師匠はいいます。
「この子育ての普遍性を理屈で分かってくれる人はおっても、それを実感できてる人間は少ない!
そやからこれを話することは俺の使命やねん!」
とも……。
この本が師匠のバイブルになりました。どこへ行くにも肌身離さず持ち合歩き何度も何度も読み返し……
なんと今持っているのは三冊目なんだそうです。
「この本のことみんなに喋りたいからな……、いっぺん読んだ位で喋れるほど利口やないからな……、
喋れるようになった思てもすぐ忘れてしまうからな……、いつも持っとかなあかんねん……。」
笑福亭竹林。この落語家さん結構面白いです。
そしてちょいちょいええこと言わはります。
どうかみなさんも是非一度……。